Open Intelligence Lab
Masaki Kurihara
Visualizing and Reconstructing
the Logic of the World
世界の構造を可視化し
知の力で再構築する
Professor Tax Accountant AI & Society Carbon Neutral Curiosity
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Profile
栗 原 正 樹
Link Tree
Masaki Kurihara
現 職茨城キリスト教大学 経営学部 教授
資 格税理士
生年月日1976年1月23日
最終学歴青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 博士後期課程
「教養 × 科学」を教育コンセプトとし、社会学のシステム論をベースに、哲学・経済学・経営学・会計学を統合した学際的教育コンテンツを展開。思考構造の可視化と再構築を通じて、知識を"使える知"へと変換する教育設計を重視している。近年は生成AI・温暖化問題・社会制度の再構築といった現代的課題に取り組み、複雑系科学・カオス理論・行動遺伝学など先端分野の知見を教育理論に取り入れ、「人間と社会の知的進化モデル」の再構築を試みている。
Career & Activities
キャリアと社会活動
Academic & Professional Path
大手国家資格予備校を経て、監査法人、私立大学経済研究所特別研究員を兼務した後に本学に赴任。

現在は「NHK関東甲信越地方放送番組審議会委員」や、茨城県日立市の「中小企業脱炭素経営促進コンソーシアム協議会副座長」「行政経営改革推進会議委員」など複数の有識者会議の委員を務める。その他、浦和ロータリークラブ理事・役員、浦和間税会理事を務め、奉仕活動にも従事している。

これまで、専門学校・大学・大学院をはじめ、上場企業の実務研修や公認会計士・税理士の継続研修、JICA(国際協力機構)と連携した海外政府機関向け講義など、多様な教育・研修プログラムを企画・担当。これまでの指導実績は延べ1万人以上にのぼり、教育対象は学生から経営者・専門職・行政関係者まで多岐にわたる。

「教養 × 科学」を教育コンセプトとし、社会学のシステム論をベースに、哲学・経済学・経営学・会計学を統合した学際的教育コンテンツを展開。特に、思考構造の可視化と再構築を通じて、知識を"使える知"へと変換する教育設計を重視している。

近年は、生成AI・温暖化問題・社会制度の再構築といった現代的課題に取り組み、行政や地域社会と連携しながら、実践的な知の社会実装を進めている。さらに、複雑系科学・カオス理論・行動遺伝学など、先端分野の知見を教育理論に取り入れ、学問の統合を通じた「人間と社会の知的進化モデル」の再構築を試みている。
Social Engagement
Media
NHK 関東甲信越地方
放送番組審議会委員
Policy
日立市中小企業脱炭素経営促進コンソーシアム協議会 副座長
Government
日立市行政経営改革推進会議 委員
Community
浦和ロータリークラブ 理事・役員
浦和間税会 理事
Awards & Recognition
  • 日本学生支援機構 「特に優れた業績による大学院第一種奨学生返還免除」(修士・博士ともに選出)
  • 青山学院大学 大学院給付奨学金 奨学生
  • 関東信越税理士会 埼玉県代表研究員
所属学会
日本会計研究学会 日本経営学会
Research Themes
現在の主要な研究テーマ
01
AIと社会
統計モデルに基づくAIの原理的限界を明らかにし、人間の脳外ワーキングメモリとして生成AIを活用することで、認知能力の拡張可能性を探究する。また、生成AIが資本主義的価値観に与える影響や、人間の道具的価値の喪失によって生じる人間価値の哲学的再定義についても検討している。
AI & Cognition
02
カーボンニュートラルと企業経営
カーボンニュートラルを企業経営の持続可能性を左右する構造的要因として捉え、中小企業がそれを脅威でなく機会として転化する経営戦略を探究する。SBTやスコープなどの国際基準を踏まえ、脱炭素化を事業ドメイン再定義の文脈で分析し、行政・金融機関との連携を通じた現実的な支援モデルを検討している。
Carbon & Strategy
03
好奇心のマネジメント
好奇心を「予測誤差に対する快楽的評価と再現志向」に基づく認知的動機づけシステムとして捉え、その発生・制御・再現のメカニズムを体系的に分析する。特に学習過程や意思決定における好奇心の機能を「防衛本能」と「探求行動」との対比により構造化し、知的成長と創造性を促進する好奇心マネジメントモデルの構築を目指している。
Curiosity & Learning
Lectures
近年の講演活動
年 度テ ー マ主 催
令和8年最新AIとビジネスへの応用を考える第四北越銀行
令和8年AIは「調べる」道具から「働く道具へ」浦和ロータリークラブ
令和8年経営者のためのアカウンティングマインドさいたま中央青年会議所
令和8年なぜ事故は起こるのか?脳のメカニズムから考える中島建工株式会社
令和8年大学FD講演「学生のレポート作成における生成AI使用について考える」学内FD研修
令和7年「AIと社会」卓話 / AIセミナー浦和ロータリークラブ
令和7年地域連携講座「AIと社会」茨城キリスト教大学
令和7年「AI共生時代に求められる人財とは」茨城県高大連携事業
令和7年年末調整の基本と改正点中島建工株式会社
令和6年「生成AIと中小企業の未来」さいたま新都心RC
令和6年「生成AIの未来」浦和北RC
令和6年「フリーランスの起業及び所得税及び消費税」東京音楽大学
令和6年大学FD講演「教育成果マネジメントと教員の役割」学内FD研修
令和5年「成功する経営の4つのポイント」上尾西ロータリークラブ
令和4年「フリーランスの起業と経営」東京音楽大学
令和元年CPE研修「経営理念と組織設計」日本公認会計士協会
Open Intelligence Lab
知を開き、統合し、社会へ還流させる
果たして、私達は本当に自分でモノを考えていると言い切って良いのでしょうか。
私たちの思考は、これまでの慣習・しがらみ・成功体験・本能などに強く影響されており、決して自由に物事を捉えられているわけではありません。このように目には見えず、触ることも出来ないが、確実に人間の思考を無意識下で方向付ける存在を「構造」と呼びます。
「効率的であることは良いことだ」といった、社会に定着した価値観も構造の一種です。構造は社会に安定や秩序をもたらす一方で、時代遅れになった構造に従い続けることが、人間にとって真の意味でプラスに働く保証はありません。
Open Intelligence Labとは、物理的な研究所を意味するものではなく、私たちを無意識下で縛る世界の「構造」を可視化し、新しい時代に適応するよう知の力で再構築することを目指す研究スタイルを意味しています。
「構造を可視化して再構築する」、これは言うのは簡単ですが、その実行は容易なことではありません。だからこそ、実務と研究、教員と学生、文系と理系、さらには学術・文化・アートといったあらゆる既成の枠にとらわれない研究スタイルが必要になると考えています。
つまり、Open Intelligence Labは、社会課題を超学際的に検討する必要があるという私の信念に基づいた「開かれた」思考の実験場を意味しています。
本ラボでは、社会課題そのものを所与の前提とせず、「何を課題とすべきか」を問い直すことから出発します。私たちは、歴史の中で多くの叡智を獲得してきました。しかし、その叡智を継承するだけでなく、私たちの進歩の歴史や思考の枠組みそのものが本当に正しかったのかを再検証する必要があります。生成AIの出現は、単なる産業構造の変化に留まらず、民主主義や資本主義といった近代社会の根源的価値観を再考させる契機となっています。
今日、大学で学ぶことの意義、特に文系学問の存在意義に懐疑的な見解が広がる背景には、学問と実務の断絶があると感じています。私は、研究者・教育者・実務家として、これまでの人類の叡智を批判的に継承し、それを社会に浸透させることで、人々の真の豊かさを取り戻す可能性を信じています。
私は自らが「実務家教員」であり「異端の研究者」であると自覚しています。しかし、異端であるがゆえに、閉じた学問体系や制度的制約を超え、新しい知の形を社会へ還元できるのではないか――そうした想いのもと、学問の枠にとらわれない学際的な研究を続けています。
従来、経営学の分析対象である「経営」という現象は、人を最小単位としてきました。しかし、社会学・脳神経科学・行動遺伝学・複雑系科学といった分野横断的な知見を統合することで、単なる行動の観察を超え、欲求・価値観・環境・構造・脳・遺伝的特性といった多層的要因から現象を高解像度で分析し、理論モデル化することが可能になります。この試みは、極めて不確実な環境下における経営の成否に対し、説明力を飛躍的に高め得るものです。現時点ではまだ壮大な仮説の段階ですが、確かな実務的示唆を得つつあり、ここからさらなる知の探求が始まります。
もし、さまざまな学問分野で人類の叡智が融合したとしたら――そのような未来を想像するとき、私は強い好奇心と希望を感じます。この「Open Intelligence Lab」という名称には、知を開き、統合し、社会へ還流させ、世界をより良い未来へ導くという私自身の信念が込められています。
Core Principles
超学際性
文理・実務・学術・文化の枠を越えた思考の実験場
問い直す姿勢
社会課題を前提としない。「何を課題とすべきか」から出発する
知の統合
社会学・脳神経科学・行動遺伝学・複雑系科学を横断的に統合
社会実装
学問を閉じず、知を社会に還流させ現実に影響を及ぼす
Keywords
複雑系科学 カオス理論 行動遺伝学 脳神経科学 生成AI 民主主義 資本主義
Research
研究業績
近年の研究論文
  • 令和7年
    「AIと愛」
  • 令和6年
    「会計の資源配分機能の現代的意義にかかる一考察」
  • 令和6年
    「貸倒損失における債権者側の事情」
  • 令和4年
    「収益認識に関する会計基準にかかる一考察」
  • 平成29年
    「社会システムと制度会計」
過去の主な研究
会計制度・企業経営・税制・中小企業支援等に関する論文を多数発表。主なものは以下の通り。
  • 「新しい企業経営と理論構築の基礎となる方法論」
  • 「IFRSとのコンバージェンスに見る日本基準の理論的不整合」
  • 「現代会計学の理論的考察と新会計基準の地域企業への影響」
  • 「監査法人の経営戦略と組織」
  • 「租税制度に内在する論理的不整合」
  • 「医療経営と会計」「顧客価値に基づく業績評価」「中小企業のブランディングに対する考察」
  • 「財務会計の機能と企業」「負債概念に内在する論理的不整合」 ほか多数
主要著書
著 書
『現代の経営課題』
共著 / 八千代出版 / 平成22年
著 書
『財務会計論』
共著 / 税務経理協会 / 平成26年
著 書
『実践簿記入門』
単著 / 税務経理協会 / 平成28年
その他の著書・教育書・実務書
アドバンスト簿記 財務会計論 資本主義社会の渡り方 全経法人税法2級テキスト 大学院ルートで税理士になる! 経営と管理会計 社会と貨幣 ケースブック経営学 上級財務会計論
連載・寄稿
教育・試験指導分野
会計人コース』(中央経済社)にて「財表理論 スパルタ栗原ゼミ」シリーズを長期連載。
「短文で攻略する財表理論」「戦略的科目選択のすすめ」「春からの税理士試験リカバリープラン」「ヤマ当て先生に聞く出題予想」「大学院進学ルートで税理士になる!」「大学院進学の5大疑問をクリア」「税理士試験Finalリハーサル模試〈財務諸表論〉」等の模試作問・監修 ほか多数。
理論・社会論分野
企業と社会 会計とは何か 経営者の使命 会計プロフェッショナリズム
Education
具体的な教育プログラム
「教養 × 科学」を教育コンセプトとし、思考構造の可視化と再構築を通じて、知識を"使える知"へと変換する。AIとの共生社会を前提に、「問題を発見し、課題を設定する力」「最も望ましい解決策を選択する力」を育てることを目的とする。
Part 1
大学教育とゼミの位置付け
大学と学問の本来の意味
本来、大学は研究者の卵を育てるための「学問」をするための場所でした。学問とは、「自ら問うて学ぶ」主体的な学びを意味しています。そのため、大学生は生徒とは区別して、主体的に学ぶ存在として「学生」と呼ばれてきました。
大学教育の限界と期待ギャップ
大学の学びはそれぞれの専門分野が「深く・狭く」独立して成り立っているので、他の分野の知識とどう関連し、全体としてどう考えるかという総合的な学びの機会は多くありません。多くの学生が社会人になる最後の教育機関として大学に進学しており、大学という制度と学生の期待との間に完全な期待ギャップが生じています。
栗原ゼミの設計思想
栗原ゼミのカリキュラムは、この期待ギャップを具体的に埋め、「①単なる知識の山から、実際に使える課題解決力に変える」ことを最低ラインの成果として設計されています。AI共生社会を前提に、「②現実の世界から問題を発見し、課題を設定する力」「③複数の解決策の中から、最も望ましいものを選択する力」を育てることを目的としています。AIをテクニカルに扱う教育プログラムは広まりつつありますが、②③はMIT・Stanford・Harvardでも行われている先進的な取り組みと同方向にあります。
Part 2
教育プログラムの概要
3年次プログラム
アカウンティング × マネジメント
「事例検討形式」で進める。アカウンティング分野では実際の企業の状況と財務諸表上の表示の関係を企業会計原則・会計基準を前提に分析。財務情報から企業の実態を再生し語れる力を養成する。
マネジメント分野では理念・戦略・組織・人・会計を横断的に学ぶ学際的プログラムを実施。不確実な環境下への対応まで扱い、「解決の要点」を特定する力を育てる。この力はAIと組み合わせることでこそ武器になる。
4年次プログラム
「良い企業とは何か」
問題発見・課題設定力を高めるためのプログラム。哲学や社会学の知見を援用して「良い」という抽象的な概念と向き合い、自分なりの判断軸を作る。「トロッコ問題」から「資本主義の功罪」「ホワイト企業と成長機会」などを題材に多面的分析を行う。
卒業研究として「自分なりの"良い"を定義し、それを現実の世界から識別するための要件化し、文章化する」という最終仕上げを実施。生成AIの適切な活用を含む。
Philosophy
ゼミ運営の基本姿勢
I
自己責任で学ぶ
ゼミ生に「やりなさい」といった管理はしない。「育ててもらう」のではなく「自分で伸びる」場。
II
就職前最後の教育の砦
社会に出る前に「自己責任で学ぶ」体験をする。自己責任の意味を明確に定義した上で実践する。
III
Integrity
「自らの行為の結果に対して責任を引き受ける覚悟」。教育を単なる熱意でなく、合理的に設計されるべきものとして位置づける。
Community
不確実な世界を生き抜くための
助け合いのネットワークを創る
現代社会は、AI技術の発展や価値観の多様化などにより、予測不能な変化の中にあります。重要なのは「予測不能である」という感覚が、新しい技術等の影響により、安定していた社会の様々な要素の関わり方が崩れ、複雑に相互作用が始まることで、未来が原理的に予測困難な状態になりつつあるという科学的な事実です。環境適応力を上げるとは、個人の力で環境に立ち向かうのではなく、異なる個性や視点を持つ者同士が深く結び付き、チームとしての総合力で状況に向き合うというアプローチです。
栗原ゼミ アルムナイサイト
2つのグループ
栗原ゼミ アルムナイ(Alumni)
「育てられた者」「弟子」を意味するラテン語に由来。単なる同窓関係ではなく、「卒業後も知を共有し合う学びの共同体」。OB・OGという性別区分を用いず、すべての卒業生を受け入れる包括的な呼称として採用。
現役ゼミ生
現在在学中のゼミ生。アルムナイと連携しながら、世代を超えた学びの循環を作る。
現在の状況(2025年10月時点)
100名+
現役生 + 卒業生
20名+
卒業生勉強会 毎回
多くの若者たちが世代を超えて時間と価値観を共有して交流を続けており、「生涯の関係性を築く」という構想が具体的な活動として実現し始めている。
Phase 2
第2フェーズへの移行
背景
栗原自身が2026年に50歳を迎えるにあたり、コミュニティの持続可能性の観点から、属人的な運営からの脱却が課題。25〜27期生程度までの在学生受入れが現実的なラインとなる。
目標
栗原が関与しなくても、卒業生同士が互いに支え合い、学び合い、助け合える関係が自然に機能すること。まずは10期生を中心に第2フェーズの仕組みづくりを進める。
12〜15期の役割
現役生と卒業生をつなぐ重要な世代。少人数での深い対話を重視し、栗原との個別対話や卒業生との連携を強化する形へと移行。
Design Philosophy
教育プログラム設計の背景
教育の目的
「エリートを育てる」目的で教育を行っているわけではありません。社会は幸せな人間が集まることで幸せになる。教育はあくまで「学生本人」のために行うものであり、社会の豊かさは結果に過ぎない。
教育者としての誠実 — Integrity
「自らの行為の結果に対して責任を引き受ける覚悟」。教育を単なる熱意で行うのではなく、合理的に設計されるべきものとして位置付けている。
科学的根拠に基づく教育設計
好奇心のメカニズムを神経科学的に理解し学習意欲を引き出す仕組みを設計。思考の瞬発力強化は認知科学・行動遺伝学の知見を応用。複雑系科学・創発戦略・イノベーション・マネジメント理論を適用。
実績
プロ講師として教壇に立ってから約25年、延べ一万数千名を超える学生・社会人を指導。その経験と教養・科学の知見を総動員して設計されたのが現在の栗原ゼミコミュニティ。
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